フィリピン株式とヘッジファンド投資で富裕層を目指すブログ

実践派ファイナンシャル・プランナーが体験を交えてお届けする、フィリピン株式とヘッジファンドの投資情報。

2018年10月 世界のヘッジファンドの動向

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米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、2018年10月のヘッジファンドはグローバル株式市場がテクノロジーセクターを中心とした急落に見舞われ、下落に終わりました。

 

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年10月の騰落率は、2011年9月以降最も大きな下落率となる-2.98%でした。


(出所)Hedge Fund Research

2018年9月 世界のヘッジファンドの動向

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2018年9月のヘッジファンドはまちまちの結果となりました。米国長期金利が上昇する中で債券リラティブ・バリュー・アービトラージ戦略が、また、通貨マクロ戦略の一部のサブ戦略がドル円相場が上昇する中で収益を獲得しました。

 

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年9月の騰落率は-0.2%で終えました。

 

金利に感応度の高いリラティブ・バリュー・アービトラージ戦略で収益を獲得した一方で、エクイティ・ヘッジ戦略の下落が収益を相殺した形となりました。

 

(出所)Hedge Fund Research

2018年8月 世界のヘッジファンドの動向

米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、新興国通貨の下落が拡大する一方で米国のテクノロジーセクターが高値を取りに行くといったように、米国株式や米ドルが米国以外の資産とは異なる独自の動きを見せる中、2018年8月のヘッジファンドは続伸しました。

 

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年8月の騰落率は、主要な全ての戦略で利益を獲得し+0.7%でした。その結果、同指数の年初来の騰落率は+2.0%となりました。

(出所)Hedge Fund Research

2018年7月 世界のヘッジファンドの動向

米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、2018年7月のヘッジファンドは6月のわずかな下落を取り戻し、年後半のスタートを上昇でスタートすることができました。

 

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年7月の騰落率は+0.6%でした。戦略別では株式、債券、M&A、通貨戦略が貢献しました。

 

(出所)Hedge Fund Research

2018年6月 世界のヘッジファンドの動向

米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、定まらない関税交渉に振り回され貿易摩擦懸念が高まる一方で、米連邦準備理事会では利上げを行い、M&Aの活動は引き続き盛んな中、2018年6月のヘッジファンドはまちまちのパフォーマンスとなりました。

 

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年6月の騰落率は-0.46%でした。イベント・ドリブン戦略は上昇したものの、エクイティ・ヘッジ戦略、リラティブ・バリュー戦略、マクロ戦略の下落により相殺されました。

 

この6月の下落により同指数は2018年前半(1月~6月)までの上昇が押し戻され、年初来騰落率は+0.8%となりましたが、それでもなお米国ダウ平均を始め、ドイツDAX、フランスCAC40、イギリスFTSE100、日経平均株価、上海総合指数、MSCIワールド指数といったほとんどのグローバル株価指数を上回っています。

 

(出所)Hedge Fund Research

2018年5月 世界のヘッジファンドの動向

米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、2018年5月はエネルギーセクターのヘッジファンドが2016年4月来の急伸を見せ指数をけん引、同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年5月の騰落率は+1.0%で単月では今年1番の伸びとなり、年初来騰落率では+1.4%となりました。

 

EU域内の政局不安とそれに伴いイタリア国債が売りに押されたことが指数の伸びを抑えた要因になりましたが、一段と強さを見せる米国景気がヘッジファンド指数を押し上げました。

 

年初来のFWC指数は足下、米国ダウ指数、ドイツDAX、MSCIワールド指数、日経225、上海総合指数を上回っています。

 

(出所)Hedge Fund Research

2018年4月 世界のヘッジファンドの動向

米国調査会社のヘッジファンドリサーチ社によると、2018年4月は債券アービトラージ戦略とエクイティ・ヘッジ戦略がけん引した結果ヘッジファンド指数は上昇、ヘッジファンド全体としては2月および3月の2か月の軽微な下落に留めることができました。

同社の代表的な指数の1つであるHFRI Fund Weighted Composite Index(FWC)の2018年4月の騰落率は+0.38%となり、高値を付けた後に下落に転じた米国ダウ平均・S&P500指数・ドイツDAX指数、英国FTSE指数、MSCI World指数とは対照的に、年初来の騰落率は+0.39%となりました。

 

また、同社が算出する仮想通貨(暗号通貨)関連指数であるHFR Blockchain Indexは+47.1%と急騰、先月の-34.0%から回復を見せ、年初来騰落率では-19.3%まで取り戻した格好となりました。

 

(出所)Hedge Fund Research

 

ヘッジファンドの運用戦略によるセクター分類

アービトラージ、リラティブ・バリュー、株式ロング・ショート

特徴:裁定取引系

個別株対個別株、株式現物対株式先物、債券対株式、複数通貨間など様々なペアーにおいて、割安な方を買い(ロング)割高な方を売る(ショート)することでさやを抜く技法です。分類上は最も多くのファンドがこのセクターに属します。

 

CTA、マネージド・フューチャーズ

特徴:トレンド追随系

市場のトレンドを見極め、その流れに乗りながら大きな利益を目指す技法です。トレンドに乗るのは主として先物を使用します。時としてレバレッジの効果も狙うため、ハイリスク・ハイリターンのファンドも見られます。単にヘッジファンドと言えばこの戦略を意味していることがあります。

 

イベント・ドリブン

特徴:

個別企業に注目

企業が合併、提携、買収、事業切り離し、倒産といった“イベント”を引き起こすと予想して予めポジションを取り、実際にそれらが起こった時の株価の動きでそのポジションを解消して利益を確定する戦略です。高度な財務分析力と事業戦略の深い理解が求められます。

 

マクロ

特徴:

森を見る系

マクロ経済の各種統計を利用したトップダウン型の運用を行う戦略です。各種経済指標と各金融市場の相関性等を分析して市場方向性を予測し、それに応じたポジションを取ります。一般的に予測が当たると大きな利益を獲得しますが、逆に予測が外れると大きな損失を被る、ハイリスク・ハイリターン型の戦略です。

 

ディストレスト債

特徴:

高負債企業に注目

破たん寸前に陥った企業や、財務内容が悪化した企業の発行する債券を割安な価格で予め購入し、その企業の信用力が回復する過程で価値が上昇した当該債券を売り抜く戦略。他のヘッジファンド戦略と比べて投下資本の回収期間が長いとされている。

 

フィクスト・インカム

特徴:

債券で運用


債券先物を中心に運用する戦略です。CTA的なものや裁定取引的なものも含まれます。

 

マルチ・ストラテジー

特徴:

複合戦略系

各種戦略の組み合わせで運用する戦略です。市場環境で柔軟に取捨選択したり濃淡をつける総合型戦略。他に適当な分類セクターが見当たらない時にここに分類されるケースも多いです。

 

イチロー、石川遼、本田圭佑 3人のプロスポーツ選手の卒業作文とライフプラン

小学校を卒業する時に書くもの。卒業文集。あなたは、何を書きましたか?

ここでご紹介するのは、あなたもご存じの3人のプロスポーツ選手。彼らはこのような卒業作文を書いています。

メジャーリーガーのイチロー選手と、プロゴルファーの石川遼選手、そして、プロサッカー選手の本田圭佑選手です。

『夢』 鈴木 一朗

僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。

そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は3才の時から練習を始めています。3才から7才では半年くらいやっていましたが、3年生の時から今までは365日中360日は激しい練習をやっています。

だから、一週間中で友達と遊べる時間は5、6時間です。

そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です。僕が自信のあるのは投手か打撃です。

去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。そして、ほとんどの投手を見てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会4試合のうちホームラン3本を打てました。そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。このように自分でも納得のいく成績でした。そして、僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからもがんばります。

そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです。

とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。
イチロー選手のこの作文には、遊ぶ時間の少なさに対する悔いや未練などなく、自分の夢を信じ本気で努力を重ねている姿を見ることができます。

 

では次に、石川遼選手の卒業作文です。

『将来の自分』 石川 遼

二年後…中学二年生、日本アマチュア選手権出場。
三年後…中学三年生、日本アマチュア選手権(日本アマ)ベスト8。
四年後…高校一年生、日本アマ優勝、プロのトーナメントでも勝つ。
六年後…高校三年生、日本で一番大きいトーナメント、日本オープン優勝。
八年後…二十歳、アメリカに行って世界一大きいトーナメント、マスターズ優勝。

これを目標にしてがんばります。最後のマスターズ優勝はぼくの夢です。それも二回勝ちたいです。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。

みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその二倍、一生懸命練習をやらないとだめです。ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、「もっとあのときにこうしていれば…」とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。

来年には埼玉の東京GCで行なわれる「埼玉県ジュニア(中学の部)」で優勝したいです。今は優勝とか関係ありません。中学生になってからそういうことにこだわろうと思います。高校生で試合に優勝すると、外国に招待してくれます。その試合で世界から注目される選手になりたいです。

ぼくは勝てない試合には今は出ません。

ぼくの将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです。

 

そして最後は、本田圭佑選手の卒業作文です。

『将来の夢』 本田 圭佑

ぼくは大人になったら 世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。

世界一になるには 世界一練習しないとダメだ。だから 今 僕はガンバッている。今はヘタだけれどもガンバッて 必ず世界一になる。

そして 世界一になったら 大金持ちになって親孝行する。

Wカップで有名になって ぼくは外国から呼ばれて ヨーロッパのセリエAに入団します。そして レギュラーになって 10番で活躍します。一年間の給料は40億円はほしいです。プーマとけいやくしてスパイクやジャンパーを作り 世界の人がこのぼくが作ったスパイクやジャンパーを買って行ってくれることを夢見ている。

一方 世界中のみんなが注目し 世界中で一番さわぐ 4年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは 日本に帰り ミーティングをし 10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし 2対1でブラジルを破りたいです。この得点も兄と力を合わせ 世界の強ごうをうまくかわし いいパスをだし合って得点を入れることがぼくの夢です。

~ ~ ~

石川遼選手の作文もまた、明確な自分のイメージや成績と具体的な日付を宣言し、そのために自分は何をしなければいけないかという具体的な行動を明確にしています。そして、自分だけでなくライバルも同じように練習していることも認識して、彼らを上回るための方法として「倍の練習が必要です」と述べています。

また、石川遼選手には、こんなエピソードもあるそうです。

ゴルフの試合で学校を休むことが多くなった石川遼選手の小学校6年生の担任の先生は、休むことに対して決して否定的にならず、試合の成績を学級新聞に掲載して応援してくれたのだそうです。小学生がゴルフというスポーツをすることは、他の子供たちには容易に理解されないことでしょう。それを担任の先生が理解・応援してくれたおかげで、孤立せずにこうして卒業文集に書くことができたのです。

このようにイチロー選手、石川遼選手ともに「一流のプロ野球選手」と「プロゴルファーの世界一」、「中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません」と年次ごとに具体的な大会での目標とする成績、そして、そのためにイチロー選手は「練習が必要です」、石川遼選手は「みんなの倍の練習が必要です」と宣言しています。

さらに、イチロー選手は「お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢の一つです」、石川遼は「世界一好かれる選手になりたいです」と、自らの成功のみにとどまらず、応援してくれた人や支えてくれた人達に、お礼をしたい、幸せな気持ちにしたいという利他の心も述べています。

そして、本田圭佑選手の作文は、将来のイメージがありありと記されています。

「世界一のサッカー選手」というセルフイメージとして、セリエAに入団し、10番で活躍すること。年俸の額。日本代表としてワールドカップのミーティングでチームをまとめている姿。ブラジルと対戦し、2対1で勝つという映像が、小学生が描いたとは思えないほどリアルに表現されています。


このような「いつまでに」「何をしたい」という目標設定は、スポーツ選手はもとよりビジネス、そして私たちのライフプランにとっても大切なことです。